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帰省分娩を希望する方へ

母体合併症やハイリスク妊娠の妊婦さんについては、その際に当院で健診・分娩がお受けできるか否かを診察させていただいております。その後は帰省分娩を希望される妊婦さんには妊娠 34 週までに帰省の上、受診していただくようお願いしております。何卒よろしくお願い申し上げます。当院では分娩予約制はとっておりませんが、当院で妊婦健診ならびに分娩の管理を希望される妊婦さんには、原則として妊娠 15 週までに当科を受診していただくようにお願いしております。

なお当院は、東京都の周産期連携病院として、妊娠 34 週以降・2000g 以上の未熟児を対象とした入院施設を 3 床有しております。妊娠 34 週未満の分娩が切迫されている方や胎児異常で出生後に特別な管理を必要とする可能性がある方などは、都内の周産期センターへの受診や母体搬送をお願いする場合があります。
何かご不明な点がございましたら 産婦人科外来までお問い合わせください。

2019.1 青梅市立総合病院 産婦人科

※妊娠を主訴に自費で受診する初診患者さんについては、選定療養費を徴収しておりません。

1)分娩受入の現状

青梅市民の約2人に1人が、西多摩地域の妊婦の約4人に1人が、当院で分娩しています。また、当院で出産された方のうち、約5人に1人が山梨県や埼玉県などの西多摩地域以外からの妊婦さんです。
帝王切開や吸引分娩などの異常分娩は総分娩数の約20%です。また、当院で扱う双胎分娩は毎年10件程度です。
当院は、平成22年4月より東京都の「周産期連携病院」として指定を受けております。24時間体制で自院のかかりつけの妊産婦の対応以外に、周辺地域の医療機関からのミドルリスク妊産婦(妊娠34週以降、2000g以上の胎児)の紹介や搬送受入れにも対応するとともに、周産期母子医療センターからの逆紹介の受け入れも行っております。また産科手術(帝王切開術・子宮外妊娠手術等)や内科合併症のある妊産婦の母体管理等も行っており、西多摩地域のみならず多摩地域全体の周産期医療ネットワーク体制の中核病院としての役割を担っております。

2)当院の妊婦健診および分娩の受入基準

当院での妊婦健診および分娩の受け入れは以下のような対応とさせていただいております。
原則として、妊娠15週までに受診された方を対象としております。里帰り出産で当院での出産希望の妊婦さんは、その後妊娠34週までに当院を再診されますようご案内しております。
また分娩の取り扱いは、妊娠34週以降、児の推定体重は2000g以上とさせていただいております。

3)他院からの入院受け入れについて

他院からの紹介で受診された妊婦さんで、当日即入院管理を要するような状態の妊婦さんの受け入れにつきましては、当日の診察所見、病棟および小児科の受け入れ状況等をみて、受け入れ可能かどうかを判断させていただいております。

4)助産師外来の現状

平成20年4月から 正常またはローリスクの妊娠16週以降の妊婦を対象とした「助産師外来」を開設し、妊婦さんからの相談にも十分対応できるように1人当たりの診療時間を長くとり、診療内容の充実や医師の負担の軽減をはかっております。

5)双胎妊娠の受け入れについて

双胎妊娠については大半が未熟児で生まれることが多く、小児科では同時に双胎2児に対応できる体制を原則とっており、分娩予定日をもとに調整させていただいております。尚、西多摩地域以外に在住の方につきましては、妊娠16週の時点で分娩予定日を確認し、当院で分娩管理が可能であれば お受けしております。

安全で良質な診療の提供と産婦人科体制の維持のために 皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願いいたします。